2015年04月29日
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XSERVERとhetemlの違いを比較!実際使ってみた感想・レビュー
- 2016年02月17日
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レンタルサーバーを借りようとしている多くの方が迷われるのがXSERVER(エックスサーバー)とheteml(ヘテムル)です。
エックスサーバーもヘテムルも、初心者からヘビーユーザーまで使っている人がいる使い勝手のいいレンタルサーバーです。
共通点も多いのですが、サービスや特徴に少しずつ違いがあって、できることが変わるので、両社とも使っている小規模Web会社の視点から、感想とレビューをまとめてみたいと思います。
スペック・機能の比較
サービス名 | XSERVER (エックスサーバー) |
heteml (ヘテムル) |
---|---|---|
運営会社 | エックスサーバー株式会社(大阪) | GMOペパボ株式会社(東京) |
月額料金(税抜) | 1,000円 | 1,500円 |
初期費用(税抜) | 3,000円 | 3,950円 |
無料期間 | 10日間 | 15日間 |
容量 | 200GB | 256GB |
データベース | 50個 | 100個 |
転送量 | 70GB/1日 | 60GB/1日 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
自動バックアップ | 標準(7日間) 月額 0円 ※10,000円/データ提供1回 |
オプション(7日間) 月額 700円 |
サポート | 電話・メール | メール |
公式サイト | XSERVER | heteml |
XSERVERを実際使ってみた感想
実際に仕事でエックスサーバーを使っていて、特に「これは便利!」「ここは使いづらい!」などの感想や評価をご紹介します。
hetemlに比べて細かな設定ができる
XSERVERは、hetemlに比べて通常レンタルサーバーでは中々できない細かなサーバー周りの設定ができる点が優れています。
例えば、PHPを使ったサイトであれば、必ずと言って触るphp.iniの設定で、XSERVERは、登録した独自ドメインごとに、設定を変えることができます。
一方で、hetemlではドメインごとにphp.iniの設定を変えることができないので、例えば、マルチドメインで色々なサイトを一つのサーバーで管理するときは、XSERVERの方が使いやすいと思います。
XSERVERでは、PHPのバージョンについても、管理画面からドメインごとに設定・変更することができるので、他のサイトから引越してくる場合も、PHPのバージョンをサイトごとに調整することができます。(hetemlでは、htaccessに記述することで、PHPのバージョンをコントロールできます。)
電話サポートがとても親切&便利
レンタルサーバーを使っていると、必ずドメインとサーバーがうまく紐づかないなど質問したいことが出てきます。
エックスサーバーでは、安価なレンタルサーバーではかなり珍しく電話サポートを設置しているので、気軽に問い合わせすることができます。
メールと違って、その場で回答してもらえるので、結果、早くトラブルが解消したり、復旧をスピーディーに行うことができるメリットがあります。
実際に私も、ドメインの設定がうまくできず相談したところ、丁寧に教えてくれて、とても助かりました!
XSERVERのちょっと残念なところ
全体的に使い勝手のいい印象があるXSERVERですが、メールの設定とMySQLの管理ツールにちょっと残念なところがあります。
まず、メールの設定ですが、メールアカウント自体は無制限に発行することができ、ここはhetemlと同じです。
しかし、メールアカウント発行すると、レンタルサーバーの触れる階層下に、メールの設定フォルダとファイルが作成されるため、リモートでサーバーにアクセスしたりして、誤ってメールの設定ファイルを消してしまったり、削除してしまうと、メールが使えなくなります。
実際に私も誤ってサーバーにあったよくわからないフォルダを消してしまい、それがメールの設定ファイルだったことを知り、メールが送受信できなくなったことがありました。
2点目は、MySQLの管理ツールの「PHP MyAdmin」のバージョンが古いことです。hetemlに比べて少し古いバージョンのため、使い勝手が悪いです。(そのうちバージョンがあがるかもしれませんが...)
hetemlを実際使ってみた感想
hetemlは、個人事業主の時から5年以上使用していて、使い始めた当初から使いやすい機能に助けられてきました。ヘテムルのいい点とおしい点をご紹介します。
管理画面がかなり使いやすい
ヘテムルはなんと言っても、管理画面が抜群に使いやすいです。インターフェイスもわかりやすいですし、画面の至るところに?マークでその機能や使い方についてのヘルプが表示されたり、マニュアルもかなり充実しています。
独自ドメインやSSLの設定、メールアドレスの発行等も案内に沿っていけば簡単に完了するので、レンタルサーバーが初めての人でも安心して使えます。
ヘテムルを使っていて操作に困ったことは、正直まったくと言っていいほど「ない」です。(xserverでは何回かわからないことがありました...)
ドキュメントルート(公開フォルダ)を自由に設定できる
独自ドメインを設定するとき、サーバー内のどこのフォルダをドキュメントルート(公開フォルダ)とするかを自由に設定できるのが、地味に便利です。
XSERVERの場合、独自ドメインを設定すると、ドメインごとのフォルダがサーバー上に自動的に生成され、ドキュメントルートは、publicフォルダという指定されたフォルダ内となります。
一方で、hetemlなら、自分のレンタルサーバーのwebフォルダの配下であれば、ドメインごとに自由にドキュメントルートを設定することができます。
このおかげで、例えば、リリース前はテストドメインで表示していたけど、リリースするときは、フォルダの移動をせずに、ドキュメントルートの設定をするだけで公開できちゃう点がかなり楽です。
そのため、ヘテムルなら複数のドメインで、同じ公開フォルダを設定すれば、異なるドメインで同じサイトを表示するなんてことも簡単にできます。
hetemlのちょっとおしい点
hetemlは、簡単な操作性が売りですが、その反面、細かい設定ができないところがちょっとおしい点です。
例えば、PHPを使ったサイトでよく使うphp.iniの設定がドメインごとにできないため、テスト用のドメインではPHPのエラーを表示させて本番用のドメインでは、エラーログを表示させないという設定ができません。
あとは、FTPのIP制限ができない点も、セキュリティーを気にする人にとっては、ちょっと残念なポイントです。(XSERVERであれば、FTPアカウントのIP制限をかけられるので、自宅やオフィス以外のIPアドレス以外からは、FTPでサイトを変更できないように設定できます。)
まとめ
私は今XSERVERもhetemlも両方とも使っていますが、用途によって使い分けています。
私の使い分けの一例としては、テストサーバーを用意したり、phpやサーバーの細かな設定が必要なサイトの場合はXSERVERを使い、
同じような小規模のサイトを、複数まとめて管理したい時や、独自ドメインを使ったメールアドレスの発行では、hetemlを使っています。
エックスサーバーもヘテムルも無料のお試し期間があるので、時間がある人は両方試してみて、使いやすい方を継続してみるといいかもしれません。
XSERVER(エックスサーバー)
heteml(ヘテムル)
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